こんにちは。
離婚後 子供を守るために在宅ワークを選び、
海外に飛び出した きあらです。
離婚の理由を、娘には 絶対に知られたくない 。
知らなくてもいい現実から娘を守るために、
日本を離れる決断をしました。
ブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます。
このブログは、
「子供を守りながら、
自分の人生を切り開くための
在宅ワーク&海外移住のロードマップ」です。
今回は、その第一歩として、
「シングルマザーは稼ぐ前に外堀を固めよう」
をお伝えします。
1人で子供を育てていくと決めた瞬間、
「何をどう整えればいいのか?」
「まず何をすればいいのか?」
が分からず、焦っていた当時の私の経験をもとに、
外堀を固める方法 を詳しくお話しします。
ひとりで育てていくのは想像以上に大変です。
その中でも、誰と会い、誰に何を話すか、がとても大切な時期です。
実際、私が不安で押しつぶされそうな時に 「いてくれてよかった」と思った人たち がいます。
そして、逆に 「今は距離を置いたほうがいい」と思った人たち もいました。
今回は 「外堀編」 として、
味方につけるべき人・避けるべき人 をお伝えします。
① 行政と話す

まず、離婚するにも、別居するにも、
こちらには、子供がいるので、
損をするような事態は避けたいですよね。
そこで、子供のためにも、自分の知識だけで判断するのも怖いです。
かといって、弁護士さんに相談するお金の工面もできません。
そんな時に頼りになったのが、地域の行政の方々です。
無料弁護士相談
広報誌をみていると、相談できる場所があるはずです。
予約が取りづらかったり、日程がかなり先ということもありますが、
それでも、まずは、話せる機会があれば、とにかく話す。
私は、まずは 無料弁護士相談 に何度か申し込みました。
相談内容はこう↓
・弁護士を雇うべき?
・弁護士さんに頼むお金もないんだけど?
・夫とどういう話し合いをすればいいの?
・子供を育てるために法的に何をするべき?
・揉めたらどうなる?
・専業主婦だから、経済力のある夫に子供を取られてしまう可能性は?
・夫が有責なのに、なんで、こんなに私がひもじい思いをしないといけないの?
・離婚が成立しないと、ひとり親の手当はもらえないの?
・夫が怖くて引越ししたいのに、引っ越すお金もないんだけど?
無料相談の弁護士さんに全ての不安をぶつけました。
かと言って、一般的な情報を教えてくれるだけで、
これと言ってすぐ解決されることは少ない場合もあります。
が、第3者の方に話しているうち、自分を客観視したり、
自分の考えがまとまったりと
気持ちの整理をすることが実感できるものです。
それでなくても心が落ちている時なので、
こういう、きっかけはとても大切です。
子供支援課
また子供支援課や各種窓口での相談は、
私にとって大きな支えになりました。
個別相談では、
「離婚が成立していないため手当を受けられない」
という現状や、
「ひとり親として生活が苦しい」 ことを率直に伝え、
何か策がないか相談しました。
同じ話を何度も繰り返しているような気がしても、
子供支援課の担当者は
「子供が安心して暮らせる環境を作ることが最優先」 という視点で親身に話を聞いてくれ、母親の私を励ましてくれました。
行政との相談は、
夫の脅しが減るわけでも、お金が増えるわけでもない。
相談しただけで生活が劇的に変わるわけではない。
でも、話を聞いてもらえるだけで
「自分は法的に守られているんだ」と実感できたのは大きいです。「何かあった時に助けてもらえる」 という安心感を持つために、
行政とのつながりを作っておくことは絶対に必要でした。
海外では、戦争で家族を失った方が心の傷を癒すために
「ただ話す」ためだけに集まるコミュニティー があります。
こちらは、夫というたった1人の人間のせいで起きている事態で、
レベルが違いすぎて、比較するのも申し訳ないのですが、
離婚のストレスも、誰かに話すことで軽減されます。
それが相手が行政となれば、
話を聞いてもらえるだけで
「自分は法的に守られているんだ」「何かあった時に助けてもらえる」
という安心感が得られ、ストレスが軽減されていくのを実感できます。
② ファミリーサポートの活用

ファミリーサポートとは?
各地域には 「ファミリーサポートセンター」 という
自治体が管轄する子育て支援制度 があります。
これは、「子育てを手助けしてほしい人」 と 「子育てを支援したい人」 をつなぐ
マッチング制度です。
お世話をしてくださる方は 地域の一般の方 で、
まさに 「近所の優しいおばちゃん」 という雰囲気。
プロの保育士ではなくても、
地域の温かさで支えてくれる心強い存在 です。
利用する側(依頼会員)も、支援する側(協力会員)も、
事前に説明会を受講する必要 があります。
支援する側の方々は、緊急時の対応についても講義を受けているため、いざというときの安心感があります。
こんな素敵な制度を使わない手はない!
制度の詳細や利用条件は 地域によって異なる ため、
まずはお住まいの自治体のファミリーサポートセンターに確認してみてくださいね。
登録後、お見合いのような面談を経て、支援者が決まります。
私の場合、 4年間で3名の方 にお世話になった。
最初の2名は、毎週末を交互に見ていただいていました。
そして、3人目は、スポット的に、お願いできる存在でした。
どの方も、本当に良い方ばかり、娘もかなり懐いていました。
児童館や公園に連れて行ってもらったり、
その方のお家で遊んでもらったり、
園の送り迎えなども。
疲れきった母親では対応できない
「おままごと」に何時間も付き合ってもらう
こうして、 母子二人暮らしでも、
多くの心ある大人に囲まれた生活 を送ることができました。
また、私の場合は、訳ありでしたので、
「もし、怪しい動きをする男性が周りにいたら移動してください」 など、
わけありな対応をしてもらうお願いもできました。
ただ、地域によって対応が異なるため、まずは 近隣のファミリーサポートに相談 してみることをおすすめします。
こんな近くに「信頼できるご近所のおばちゃんたち」がいるとわかっておくだけで孤独感がなくなります。
こんな素敵な制度を使わない手はない!ですよね。
③ 信頼できるママ友

シングルマザーにとって、
「信頼できるご近所の人間関係」 は、命綱です。
特に 「絶対に口が堅いママ友」 がいることは、本当に助かりました。
実際、私の場合、
娘が夫に連れていかれそうになる緊急事態 が何度か発生しました。
その時、私はすぐに駆けつけられる距離にいなかった。
震える手で 信頼できるママ友に連絡 をすると、
彼女は即座に動いてくれて、
園まで娘を引き取りに行ってくれました。
なぜ、こんな事態が起こるのか。
離婚が成立していない場合、
たとえ母親が監護していても、父親が迎えに来たら、
園は引き渡さなけれなりません。
法的にはまだ「親権を持つ親」として扱われるからです。
だからこそ、 「助けて!」と頼れる存在 は絶対に必要。
娘を預かってもらったり、
急な予定にも対応してもらえる 信頼できるママ友 は、
まさに 命綱です。
とはいえ、ママ友なら誰でもいいわけではありません。
無理に全員と仲良くする必要はないし、 詮索好きな人に深入りするのも要注意です。
「本当に信頼できる人」 を見極めることが、シングルマザーの生き抜く鍵になるといっても過言ではないと思っています。
④ 相談できる「お姉さん的存在」
親に相談すると、どうしても 「親の立場」 で話されます。
「どうしてそんな男と結婚したの?」
「あなたの選択が間違っていたんでしょ?」
そんなふうに言われると、
ただでさえ弱っている気持ちがさらに削がれてしまいます。
でも、 経験豊富なお姉様方 は違いました。
離婚後、
養育費も学費もしっかり払ってもらって、
且つ、ご自身は、仕事でバリキャリな上に、
再婚までされて出産まで、そんな素敵な人生の先輩
を、友人の伝で紹介していただきました。
その人から言われた言葉が、今でも心に残っています。
人生の先輩のアドバイス
「あなたにとっては黒歴史の夫も、
娘にとっては 一生血が繋がった父親。」
「夫のためじゃない。
子供のために、父親を悪く言わない方がいい。」
言われた瞬間、私は心の中で叫んでいました。
——「そんなの無理に決まってる!」
でも、これが 正論 なのもわかっていました。
私の中では 「もう顔も見たくない存在」 でしかありませんでした。
夫のせいで、私は 娘と二人で苦しい生活を強いられている。
それなのに、夫の悪口を言わずにいるなんて、到底無理と思っていました。
そんな中、私と娘が喧嘩をすると、
娘は 「パパのところに行きたい!」 と泣き叫びました。
私の心の中は、怒りで煮えくり返っていました。
——「あなたのパパはね、最低な人なの!!」
何度となく、口から出そうになりました。
でも、
「夫のためじゃない。娘のために。」
そう 歯を食いしばって、言わずに堪えました。
娘がパパを恋しがるのは、当然のことです。
何も知らない娘にとっては、
「優しかったパパ」 の記憶しかないのですから。
そして最近では、少し成長した娘も 、パパの話をしなくなりました。
でも、私は思います。
お姉さんの言葉は、
実際に実践するのは、本当に難しかったですが、
娘にとっては正しかったと、心から思っています。
怒りを吐き出すためにやったこと
こんな 理不尽な状況 に対して、
ずっと 感情を抑え続ける のは、本当に辛かったです。
でも、娘の前で 怒りを爆発させるわけにはいかない。
だから私は、 「言えないことを書く」ジャーナリング を続けることで、
なんとか気持ちを整理していました。
ーー当時のジャーナリングより
「喧嘩すれば、必ず、パパに会いたい、と泣き出す。
こんな時ばかり、美化された「パパ」の存在がムカつく。
こちらは、娘の健やかな成長のために、
気を使って父親の悪口を言わないようにしてるのに、
あんなひどいことをしておいて、
おいしいとこだけ持っていく父親が許せない。」
「思わずLINEで文句を言いそうになる。
でも、そんなことしたら、
返り討ちに合うに決まってるから、我慢。」
こうやって 「本音を紙にぶつける」 ことで、
その場で 娘にぶつけることをギリギリ耐えて いました。
結果、いまだに 娘の中の「お父さん」のイメージは、なんとか良いもののまま。
娘にとって、 自分の父親を好きでいられることの方が、
嫌いでい続けるよりも、気持ちは楽なはず。
嫌いになるかどうかは、 彼女自身が判断すること。
だから、 今の段階で、私がその気持ちを刷り込むのはやめよう。
そう思えるようになったのも、人生の先輩からのアドバイスがあったからこそ。
渦中にいると見えないことも、
少し前を歩いている人生の先輩からの意見は、
私だけでなく、娘の人生を救ってくれています。
自分の心がついていけなければ、ジャーナリングで吐き出す!
⑤ 本当に信頼できる「心友」
男運はゼロだった私ですが、友達運だけはピカイチでした。
この心友たちこそが、何にも変え難い私の財産です。
・学生時代からの友達は、お嬢様で世間知らずの人が多いのですが、
「育ちがいい人」ならでは特有の強さと優しさを持っていて、
打算や邪心がない上に、驚くほどメンタルが強く、肝が据わっている。
私が迷い、不安で押しつぶされそうな時も、
彼女たちは、なんの迷いもなく「大丈夫」と言い続けてくれました。
何の根拠もないけれど、
彼女たちは、計算して励ますわけでもないので、
その純粋さが私の背中をいつも押し続けてくれました。
・国際緊急支援活動をするNGOで出会った仲間たちは、
それこそ頭がキレキレな上に、行動力の塊のような集団。
さすが、国際緊急支援の緊急とつくだけあります、
どんなところにも、すぐに駆けつけてくれ、そばにいてくれました。
私がどれだけ泣き言を言おうと、延々と耳を傾けてくれました。
それこそ、頭がいいから、私の心に溜まっているモヤモヤを、
明確に言語化してくれ、処理、その工程を一緒にしてくれる、
そのおかげで、自分の進むべき道が見えてくる、
そんな前からも後ろからも、私は友達に支えてもらっていました。
ただ、何も言わずに隣にいてくれる人
絶対的に味方でいてくれると信頼できる存在
本当に必要な時に、助けてくれる人
少しの進歩を喜んでくれる人
そんな心友がいてくれたおかげで
なんとか、わたしは、前へ前へと進むことができました。
⚠︎ 逆に、距離を置いたほうがいい人

① 「興味本位」な人
私の経験談ですが、
「え、どうしたの?離婚!? 何があったの??」
「大変だったね」
頼んでもないのに、「子供を預かるよ」、と言ってくる人。
一見めちゃくちゃ心配してくれて、良さそうですが、
—— こういう人、要注意、地雷です。
完全に 「面白がってるだけ」 なので、深入りしないのが正解。
本当に心配してくれている人は、
そっと見えるところで待機してくれているような人でした。
② 「どうするの?」と不安を煽る人
「ちゃんと考えてるの?どうすんの??」
「え、どうすんの??」
—— いや、どうすんの、って言われても、、、
わかんないよ、わかるなら、教えてよ、学校で習った?
考えてるよ。でもわかんないんだよ。
こういう方と話すと
結果、余計に不安を煽られるだけで、
エネルギーを削がれ、気持ちが一気に落ち込む。
わかってる。考えてる、
それでも今は 「今日を生きるだけで精一杯」 な時期。
わざわざ不安を掘り返してくる人とは、距離を置くのがベスト。
③ 正論で理詰めしてくる人
論理的に考えることは大切だけど、
「今は心がついていかない」 というタイミングです。
「これが正解で、これが間違ってるから、こうなって当然だよね」
「普通はこうだから」
—— そうやって理詰めしてくる人。
いやいや、この有事、 理屈だけでは通らないことばかり。
むしろ、学校でも教えてもらってないことだらけ。
そんな時に、理屈だけを押し付けられても……
余計にエネルギーを削がれる。
今は、正論よりも 「気持ちに寄り添ってくれる人」 のほうが大事です。
まとめ
「1人で育てていく」と決まった瞬間、
何から手をつければいいのかわからず、
不安で押しつぶされそうになります。
でもだからこそ、相手の出方を待たずに、
まずはどんどん外堀を固めるこが大切と感じました。
・行政相談は「解決策」より「安心感」を得るために活用する
・ファミリーサポートで育児の負担を減らす
・口が堅く、助けてくれるママ友を見つける
・人生経験豊富な「お姉さん的存在」に相談する
・不安を煽る人、エネルギーを吸い取る人とは距離を置く
外堀を固めることで、
「たった1人で抱え込まなくていい」という安心感が生まれます。
この安心感は、子供にも影響しますし、
また、
次のステップへと進みやすくなります。
この時期が一番大変な時。
だからこそ、
味方につけるべき人、と距離を置いた方がいい人を見極めて、
自分を大切にしてもらいたいです。
それが、結果、子供との幸せな暮らしに繋がります。
『大丈夫』
最後までお読みくださりありがとうございました。
どうしたらいいか分からず立ち止まっているママたち、
この経験が、少しでもお役にたてたら幸いです。