こんにちは。
離婚をきっかけに在宅ワークを選び、
PC1台で海外に飛び出したきあらです。
今では、海外で在宅ワークをしながら、
娘との新しい人生を切り開いていますが、、、
シングルになって、ここにたどり着くまでに
何度も 「無理かもしれない」「怖い」 と感じる瞬間がありました。
この記事では、離婚後、恐怖と不安で燻っていた時期を
どう乗り越えたのかをお話しします。
もし、今、シングルマザーとして
「現状を変えたいのに、なかなか変われない」 と感じているなら、
この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。
離婚して、守りに入るほど不安は消えない
もともと私は、能天気なタイプでした。
突然、離婚を余儀なくされ、
それまでの平和「と信じていた」生活が一瞬で崩れ、
とにかく娘を守るために「安全な場所へ」と動くことが最優先となったため、
気持ちの整理をする暇もなく、
とにかく、静かに、安全に、
冒険はせず、荒波を立てずに過ごすことを選んできました。
失敗するのが怖くて
一歩も前に進めず、
じっとしていることが何よりも安全。
そんな生活が 4年続きました。
でも
・守り」に入っているのに、全然安心感を感じられない。
・「安定」しているのに、心が全然満たされない。
・目の前の生活を維持するだけで、気持ちがどんどん沈んでいく。
「このままでいいの?」 と何度も自分に問いかけながら、
ただ時間だけが過ぎていきました。
そして、あるとき ふと気づいたのです。
「このままじゃダメだ。変わりたい。
新しく生まれ変わりたい!」
その瞬間、私は ずっと囚われていたものの正体 に気づきました。
それこそが ホメオスタシス(恒常性維持機能) というものでした。
これをやっつけない限り、状況は変わらないんだということに気づきました。
ホメオスタシスとは?なぜ私たちは変われないのか?

ホメオスタシス(恒常性維持機能)とは?
ホメオスタシスとは、生物が外部環境の変化にかかわらず、
「今の状態を維持しようとする力」 のことです。
つまり、
体温調整 → 暑いと汗をかき、寒いと震えて体温を維持
血圧や心拍数の調整 → 運動しても元の数値に戻ろうとする
この
「今のままでいれば生きられる」という本能 は、
脳や心にも作用 します。
たとえば
・ダイエットを始めても、すぐに元の食生活に戻ってしまう
・新しい環境に行くと、不安やストレスを感じる
・在宅ワークに挑戦しようと思うけど、安定した仕事を手放せない
これはすべて ホメオスタシスの働き です。
脳は 「このままなら生きていけるから、変わるな!」
とブレーキをかけるのです。
でも、変わらなければ、 今のままの人生が続くだけ。
だからこそ、
ホメオスタシスを乗り越えることが、
人生のステージを変えるカギ になります。
ホメオスタシスを乗り越えるために「どう行動するか?」
ホメオスタシスが作動すると、
人は 「やらない理由」 を探します。
「やっぱり今はタイミングじゃない」
「もう少し準備が整ったら」
でも、実はこれ、 脳が変化を止めようとしているだけ。
じゃあ、どうやって この「現状維持モード」から抜け出せばいいのか?
私がいつも意識しているのは、
「またきたな、このテスト」
と思うようにしています。
ホメオスタシスが作動したら、あなたが取るべき行動3つ
1. ホメオスタシスの作動に気づき認める
人生には、何度も似たような選択を迫られる場面 が訪れます。
たとえば、
・眠いから、このまま寝るかVS あと1時間頑張るか?
・ダイエット中だけど、限定発売のケーキを食べるか VS 食べないか?
・安定した大企業に行くか VS でも本当にやりたいことができる小さい会社に行くか?
・これまで通り真面目で安定した人をパートナーにするか VS ワクワクする相手を選ぶか?
私は、そんな場面に出会うたびに、
「ははぁん、またこのテストがきたか」
と思うようにしています。
そして
「前回このテストに落ちたから、また出題されたんだな」
と考えるようにします。
だからこそ、これまでとは違う選択をする。
なぜなら、新しい選択をすることが、成長につながるから
私はそう信じています。
2. 不安要素ではなく、なりたい自分をイメージすることに集中する
ホメオスタシスが作動したと気づけたら、
それを全力で振り払って、
自分が思い描いてる理想の未来の自分をイメージする。
「こうなりたい!」という 未来の自分 をリアルに思い描きます。
・どんな仕事をしているか?
・どこに住んでいるか?
・どんな人と一緒にいるか?
これを 毎日想像することで、
未来の自分が「当たり前」に感じられるようになってきます。
毎日想像する、と言われても、
想像するだけではシャボン玉のように消えてしまうので、
書くといいと言われています。
なので、私は、毎日、毎日同じことを書き出しています。
すると、今いる場所が居心地悪くなってきて
「今のままではいたくない!」という気持ちが強くなり、
自然と動き出せるようになっていきます。
3. 自分を説得する
イメージができたとしても、
必ず、ホメオスタシスが作動して、
「今のままで大丈夫だよ〜〜」という悪魔の囁きが聞こえてきます。
そんな時は、自分に話しかける言葉を意識して変えてみます。
人は1日に 3万〜5万回 も、無意識に自分に話しかけているので、
この機会を利用するのです。
例えば…
×「私には無理かも…」 → 「大丈夫!」
×「失敗したらどうしよう…」 → 「新しい経験ができる!」
×「収入が安定しなかったら?」 → 「学びながら成長すればいい!」
そもそも、失敗したら、その時は、その時、なんとかなる!
とりあえず、やってみよー!
「できる」
「やってみる」
「楽しもう!」
という言葉を意識するだけで、
行動を変えられます!
人は 経験したことのない道を選んだときに進化します。
このホメオスタシスを攻略できたら、
人生こっちのものだと思いませんか?
特に、シングルマザーは、様々な意味で「支え」がないので、
失敗したくないですし、
失敗したら、子供を巻き添いにしてしまうので、
それが一番怖いのです!
守るべきものがあればあるほど、
行動が臆病になってしまいます。
でも、もし、今の現状に満足できず、
何かを変えたいと感じていたら、
是非、この3ステップで、
飛び出てみてください!
ホメオスタシスを乗り越える「3つのステップ」
① ホメオスタシスが作動したら「これは再テストだ」と認識し、前回と違う答えを選ぶ
② 理想の未来の自分をリアルに想像する
③ 自分にかける言葉を変える
おわりに|変化を恐れず、前へ進もう!絶対大丈夫!

シングルマザーとして、在宅ワークを選び、
新しい人生を切り開く決断をした私ですが、
最初からスムーズだったわけではありません。
むしろ、離婚後の数年間は、
怖くて一歩も踏み出せない日々が続きました。
「変わらなきゃ、このままじゃダメだ」という想いがあっても、
ホメオスタシスが働いて、「無理」「怖い」と感じていました。
それでも、少しずつ新しい選択をするたびに、
人生の景色は確実に変わっていきました。
海外移住を決めたときは、
まさにホメオスタシスを封印し、
確信はないのに、
3ステップを呪文のように繰り返し
ただ直感だけに従って踏み出しました。
出発日の空港では、
猫1匹抱えて、
娘の小さい手を握りしめながら
武者震いするほどの恐怖で足がすくみました。
それでも
結果として、すべてを変えられて良かったと心から思っています。
大きな変化を求める必要はないと思います。
まずは、小さな一歩から。
少しだけ、いつもと違う選択をしてみること。
それだけで、未来の可能性はどんどん広がっていくと信じています。
私もまだまだ変化の途中。
海外に住み続けるためにも
挑戦しないといけないことがまだまだあります。
一緒に、頑張って進んでいきましょう!