在宅ワーク

シングルマザー×在宅ワーク|経験者が語るメリットと落とし穴

こんにちは、きあらです。

離婚をきっかけに、
娘と人生を立て直すべく「在宅ワーク」を選び、
現在はフリーランスとして、海外で暮らしています。

SNS運用やオンライン講座構築サポート、などの仕事を通じて、
自由な働き方を実現していますが
ここにたどり着くまでにはたくさんの不安や葛藤がありました。

シングルになったばかりの頃は、
正社員としてフルタイムで働いた方が安心だと思っていました。

それでも在宅ワークを選んだのは
「子どもを一人にさせたくなかった」という理由があります。

実際、ネットで「在宅ワーク」と調べると、「稼げない」「怪しい」「大変」などネガティブな情報が多く出てきます。
そしてその通り、私も大変な時期を経験しました。

この記事では、フリーランスとして在宅ワークをしている私のリアルな経験をもとに、
在宅ワークの「大変なところ」と、それでも続けている理由をお伝えします。

今、「在宅ワークを始めたいけど不安…」というシングルマザーの方にとって、
少しでもヒントや安心材料になれば嬉しいです。

在宅ワークはやめたほうがいいかもと言われる理由5つ

在宅ワークをやめた方がいいと言われる理由の背景には、
「会社勤めの方が安定しているのに、なぜあえて不安定な道を選ぶの?」
という社会の「常識」があります。

その意見はもっともです。
私自身も実際に、以下のような「在宅ワークの現実」に直面してきました。

1. 楽には稼げません

フリーランスの在宅ワークは、会社のように固定給があるわけではありません。
収入は不安定で、安定するまでには時間も努力も必要です。

自分で仕事を探し、実績を積み、スキルを磨き続けることも求められます。

「行けばお給料がもらえる会社」とは違い、
自分の行動すべてが収入に直結する働き方です。

2. 一人ブラック企業になりやすい

「一人ブラック企業」という言葉をご存知でしょうか?

厚生労働省では、月45時間以上の残業は望ましくないとされていますが、
在宅フリーランスでは、気づけば1日中働いているということも珍しくありません。

慣れないツールを使ったり、自分の実力不足で作業に時間がかかりすぎる時は、
その分を請求できなかったりすることも…

はじめのうちは、一人ブラック企業どころか、
「漆黒企業」状態になる覚悟が必要かもしれません。

3.仕事と生活のメリハリがない

家で働けるというメリットがある反面、
家事や育児と仕事の境界線が曖昧になり、常に気が散ってしまうことも。

子どもが話しかけてきたり、家事のやり残しが気になったり…
結局、どちらにも集中できない日が続くと、疲弊してしまいます。

4. 基本地味、孤独な作業が多い作業

受ける仕事によっては、ひたすらコピペ作業を繰り返すこともあります。
Zoomで打ち合わせをする時間以外は、ずっと画面に向き合う孤独な作業が続きます。

誰とも会話せずに1日が終わることもあり、孤独感を感じる日も正直あります。

5. トラブルも孤独も、すべて自己解決

在宅で仕事をして、通勤もしなくていいとなると、
全く誰とも話さない日もあります。

しかも、何かトラブルが起きた時も、
それを相談する相手がいません。

嫌な思いをしても、
愚痴を聞いてくれる同僚もいません。

すべてを一人で解決する責任と覚悟が、在宅ワークには必要です。

在宅ワークが大変とわかっているけれど辞めない理由

それでも私が在宅ワークを続ける理由。
それは、「子どもと一緒にいられる時間」を何よりも大切にしたいからです。

子供と一緒にいられる

子どもが話しかけてきて仕事が進まない日もあるけれど、
「いつもそばにお母さんがいる」
それが、子どもにとって何よりの安心感になります。

小さな頃は、仕事をしている私の膝の上で寝ながらお昼寝することもよくありました。
その寝顔を見ながら「在宅でよかった」と何度も思いました。

何かあったらすぐに駆けつけられる安心感

父親がいない我が家では、私だけが頼りです。
だからこそ、何かあった時にすぐに迎えに行ける環境が必要です。

私の場合は、必ず、子供の学校の近くに住むようにしています。

なので、何かあっても、
道路が渋滞してても、
電車が止まっていても、
自転車がパンクしていても、

最悪の場合、走って駆けつけられる距離を保っています。
この安心感は、私にとっては何よりも大きいのです。

留守番をさせなくていい

子どもが小さいうちは、お留守番はやっぱり心配。

帰ってきた部屋が暗いこと、ひとりで待つ時間…
子どもにとっては大きな不安です。

その時間をゼロにできることが、私にとっては何よりも大切でした。

自己管理を自分のペースで楽しめる

在宅ワークは、時間も、健康も、マインドも自己管理が基本。
その管理を自分のペースできるろいう意味で、とても自由な働き方です。

長時間座り続けることは、喫煙が及ぼす害と同じと言われています。

なので、運動をしたいですが、
会社勤めだと、勤務後や、週末となり、
子供と過ごした時間を使うことになります。

でも、在宅ワークだと、子供が学校に行っている間に、
隙間時間で、運動したり、食事や睡眠も自分に合わせて整えられる。
そういった意味でも、身体のケアを実現しやすいと思います。

こういう人こそ在宅ワークにむいています!

「私に向いてるかな…?」と悩んでいる方に向けて、
私が思う“在宅ワークに向いている人”の特徴をまとめました

・自己管理(体調や時間)がしっかりできる
・一人時間を楽しめる
・おうち時間・空間を心地よく整えられる
・一人で食事するのが平気(孤独耐性あり)
・マメに連絡・報告ができる(信頼される行動がとれる)

自己管理(体調)をしっかりできる

在宅ワークは、上司も同僚もいない環境。
だからこそ、自分でスケジュールを立てたり、体調に気を配ったりする力が求められます。
「朝は何時から仕事を始める」「何時には終わる」といったルールを自分で決めて守れる人は、在宅ワークに向いています。

もし苦手だと感じていても、「意識して整えていきたい」という気持ちがあるなら十分◎

一人時間を楽しめる

基本的に、在宅ワークは一人で黙々と作業する時間がほとんど。
誰かと雑談したり、ちょっとした息抜きをする相手もいません。

でも、一人の空間で自分のペースで過ごすことが心地いいと感じられる人には、まさにぴったりな働き方です。
「静かな時間が好き」「人と会うのはたまにでいい」というタイプの方には天国です◎

おウチ時間を楽しめる

ずっと家で働くからこそ、家の空間づくりは大切です。
インテリアを整えたり、植物を飾ったり、お気に入りの香りを焚いたり…。

そうした「小さな工夫」を楽しめる人は、日々の仕事の満足度も上がります。
在宅ワークは「自分の居場所をどう整えるか」も、仕事の一部かもしれません。

一人でご飯が食べられる

会社勤めだと、お昼休みに同僚とおしゃべりしながらランチ、という時間もありますよね。
でも在宅ワークでは、基本的に一人ごはん。誰とも話さず、黙々と食べて、次の作業へ。

それが苦にならない人には、ストレスのない働き方です。
もし話したい気分になったら、気の合う友達と約束すればいい。
それくらいの距離感でOKです◎

マメに連絡ができる

対面で会うことがないからこそ、信頼は「やり取りの丁寧さ」で築かれます。
相手の不安を感じ取って、少し早めに連絡したり、進捗を細かく共有したり。

「気配り」ができる人は、在宅でも信頼されて長くお仕事が続けられます。
これはスキルというより
「相手の立場を想像できるかどうか」なので、
経験と意識で十分身につけられます◎

当てはまる項目がいくつかあれば、
あなたも十分在宅ワーカーとしてやっていけます!
在宅ワークは、スキルや実績を積むことはもちろんですが、
「自分をどう整えていくか」の積み重ね。

無理なく、自分らしく働きたいあなたにこそ、向いている働き方です。

まとめ

「シングルマザーが在宅ワークなんて大変だし、やめた方がいいよ」

と言われることもあります。
確かにデメリットはありますし、甘い世界ではありません。

でも私は、子どもと一緒にいる時間の価値を最優先にしたくて、

すべてを理解した上で、在宅ワークに振り切ることを選びました。

もし今、仕事と育児のバランスに悩んでいるなら、
あなたの選択肢のひとつとして、在宅ワークという道があることを知ってほしいです。

どんな選択であっても、子どものそばにいたいと願う気持ちは、間違っていません。

シングルになった時に、散々言われました。
でも、フリーランスの在宅ワークを選らんだことに、後悔は一つもありません。

この記事が、少しでもあなたの背中をそっと押せたら嬉しいです。
一緒に、自分らしい働き方をつくっていきましょう!


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