海外移住

【完全公開】シングルマザー海外移住初期費用の総額

こんにちは、きあらです。

離婚をきっかけに、
娘と人生を立て直すべく「在宅ワーク」を選び、
現在はフリーランスとして、マレーシアで暮らしています。

シングルマザーとして、8歳の娘と一緒に海外移住を決意し、
準備を進めていく中で、実際に立ちふさがったのは

「いくらお金を準備すれば移住できるのか?」

という現実的な問題でした。

お金に関しては、
・移住にかかる資金
・移住後の生活費
・ビザのために必要なお金

この3種類を考える必要があり、
様々な情報があり、不安な気持ちが大きくなるばかりでした。

この記事では、私が実際に移住を決断する際に使った
「移住にかかる資金」と「なぜそこにお金をかけたのか」
をご紹介します。

同じように移住を考えているシングルマザーの方々が、
少しでも安心して準備を進められるよう、私の経験をシェアします。

【一挙公開】移住にかかった資金一覧

まずは、移住する前に使った費用の一覧をお見せします。
と言いましても、
先に申し上げますが、
私はきちんと記録をつけておらず、
メモ程度で記録していたため、少しざっくりとした金額となっています。

参考になるかは分かりませんが、
だいたいのイメージをつかんでいただければと思います。

・移住準備をしたのは、2023年3月
・我が家の家族構成は、私と娘一人(8歳)、そして猫が1匹です。
・また、家賃に関しては、猫を飼っていたため、家具なしの物件を選びました。
・学校に関しては、KLの中でも比較的安いと言われている学校に通わせています。

以下は、移住前にかかった費用の詳細です:

費用項目 金額 (円)
エージェント(現地の日本人のエージェント) 200,000
新居デポジット系 250,000
学校デポジット系 450,000
猫検疫系 25,000
飛行機 200,000
荷物追加料金 50,000
前泊代 10,000
ワクチン(私と娘) 140,000
渡航前検査(猫) 5,500
日本引越代(実家へ) 15,000
歯医者(私、超特急で治療してもらい保険効かず) 145,200
メガネ(近視+乱視+老眼を作り直す) 45,000
日本人エージェント(猫用の) 150,000
その他諸々 60,000
合計 大体180万

どんぶり勘定で恐縮ですが、大体180万あれば、日本からマレーシアに行ける計算でした。

エージェントと契約した理由

私は、移住準備を進める中で、人間用と猫用のエージェントにサポートをお願いしました

まず、人間用のエージェント選びですが、選択肢は大きく分けて以下の通りでした:

  • 大手でセミナーをたくさん行っているエージェント

  • 小規模で個別対応してくれるエージェント

  • SNSを活用して情報発信しているエージェント

  • 自力で情報を集め、手続きを進める方法

シングルマザーとしては、
毎日の仕事に追われ、時間が限られています。
そこで、いくつかのエージェントに無料相談を申し込み、
私の状況を理解してくれそうなところを感覚的に選びました。

重要だったのは、「シングルマザーの状況」をきちんと理解してくれるエージェントを選ぶことでした。
シングルマザーには、誰にも言いたくないことや聞かれたくないこともありますので、
相性がとても重要だと思います。

結果的に、私は同年代のお嬢さんがいる小規模なエージェントにお願いし、

現地に下見に行く時間もお金もなかった私にとって、
オンラインで柔軟に対応してもらえたことは本当に助かりました。

物件も、LINEのビデオ通話を使って内覧させてもらい
その物件に決めました。結果的にその物件が大当たりで、
不動産業者やオーナーとも良好な関係を築け、
マレーシアでの生活基盤が整いました。
これが、私たちの生活の質(QOL)の向上にも繋がったんです。

猫ちゃんの移動にエージェント契約した理由

猫を日本から出国させる際、
そしてマレーシアに入国させる際には、
それぞれで必要な書類が異なります。

日本から出国するためには日本の検疫に従い、
マレーシアに入国する際にはマレーシアの検疫に従う必要があります。

私は、必要な書類が何かを一人で確認する自信がなかったため、
現地で日本語対応をしてくれるエージェントにお願いしたので、
少し割高です。

が、自分一人で不安を抱えるのが一番の不安でしたので、
私は正しい選択をしたと思っています。

ワクチンを接種した結果

マレーシアに関しては、
特定のワクチンを必ず接種しなければならないという明確な規定はなかったと思いますが、

・破傷風
・日本脳炎
・A型肝炎
・狂犬病

と一通りワクチン接種をしました。

予防接種をしたところで、
移住して健康に過ごせるかと言うと、
それとこれとは別の話でして、

移住して3年間で、

実際に以下のような感染症にかかり、入院したこともあります。

・デング熱
・サルモネラ菌
・コロナ感染O157
・パラインフルエンザ
・大腸炎

予防接種を受けたことで、大きな健康トラブルには至っていませんが、
それでも娘がしんどい思いをしたのは事実です。

ワクチンを打つかどうか迷っている方も多いと思いますが、
結局、日常の健康を守るためにはワクチンだけではなく、
現地の環境や生活習慣に適応していく力が必要だと感じています。

移住前に歯の完治はするべし!

私は、移住前に短期間でいくつかの歯の治療をお願いすることになり、
保険を使うことができない上に、
結局全ての治療を完了することができませんでした。

それが後悔に繋がっており、
今思うと、もっと早くに治療をしておくべきだったと感じています。

さらに、マレーシアに移住してからは、「麻酔はあまり使わない」と聞いてしまい、
歯医者に行くのが怖くなりました。

日本に一時帰国した際、治療を受けようとしたのですが、
短期間の帰国中に治療をするのは難しいと言われ、
結局治療を断られてしまいました。

移住を検討しているシングルマザーの皆さん、
何かと日々、忙しくて、歯医者に行く時間がなかなか取れなかったかもしれませんが、
今となれば、移住先での生活が落ち着く前に、
しっかりとしたケアを受けておくべきだったと後悔しています。

これから移住を考えている方には、
歯医者に行く時間がないという理由で先延ばしにせず、
早めに治療や予防をしておくことをお勧めします。

シングルマザーとしての不安と健康管理

シングルマザーとして、
移住する・しない関係なく、

「自分が倒れたらどうしよう」

という不安は常につきまといますよね。

自分の身体に不安があれば、移住しても安心できないと思います。

だからこそ、私は移住前にしっかりと健康チェックをして、
大丈夫だと自信を持って移住したいと思いました。

もちろん、マレーシアの医療制度は非常に整っており、
基本的には不安はありません。

しかし、大きな病気や手術になると、やはり不安は付きまといますので、
過去に治療を受けた婦人科系の検査を重点的に行いました。

もし、このタイミングで何か問題が見つかれば、
すべての移住計画が一変してしまいますから、
きちんと調べてもらいました。

結果として、毎年検査は必要な状態ではありますが、
「移住を中止するまでのことではない」と判断しました。

移住前の大きな出費となりますが、
健康を確かめたことで、移住への不安がなくなり
実際に移住してからも安心して生活を始めることができることは、
何をするにも、大切なことなので、これだけは必須としています。

おわりに

この記事では、シングルマザーとして移住準備にかかった費用についてお話ししました。
もちろん、もっと節約できる部分もあるかもしれませんが、
シングルマザーとしては、
誰かと相談しながら進めることができないので、
その重圧は大きかったです。

自分だけの旅行であれば現地でなんとかする自信はありますが、
娘の人生がかかっているとなると、慎重に進める必要があります。

なので、大きな判断が必要なところには、お金をかけました

次回は、シングルマザーのビザ取得のために必要なお金についてお話しします。
海外移住を考えている方やシングルマザーの方の参考になれば嬉しいです。

移住前にやるべきことはたくさんありますが、
不安しかなかったのですが、
今や、何がそんなに不安だったのか、と思うくらい、楽しく生活しています。

移住を考えているシングルマザーの方に
少しでも役立つ情報をお届けできれば嬉しいです。

一緒にがんばりましょう!