こんにちは、きあらです。
娘と一緒に海外で暮らしながら
在宅ワークで生計を立てています。
そんな私が、移住後しばらく、
お金もかかるし、まぁ、必要ないかな、
と思って導入していなかったVPN。
正直、甘かったです。
VPNがないことで、生活や仕事の色いろな場面で、
「地味に詰む」瞬間が何度もありました。
この記事では、そんな実際に困ったリアルな場面を6つご紹介しながら、
「VPNってセキュリティだけじゃないんだな」と体感したことをお伝えします。
「なんとなく気になってたけど、まだ入れてない」
そんな方にこそ届いてほしい内容です。
あなたは当てはまる?「VPNが本当に必要な人チェックリスト」
「VPNって、本当に必要なの?」
そう思っている方に、まずチェックしていただきたいのがこちらのリストです。
以下の項目の中で、1つでも当てはまったら──
あなたにとってVPNは、
「今すぐあって当然」のツールかもしれません。
□ 海外に住んでいる、または移住予定がある
□ SNSやYouTubeを仕事・発信に活用している
□ ネットバンキングやECサイトにアクセスする機会がある
□ フリーWi-Fi(カフェ・ホテルなど)を使うことがある
□ 子どもにスマホやタブレットを使わせている
□ 動画・買い物・仕事で「日本と同じネット環境」を維持したい
一つでも当てはまったら
「あって当たり前」のものになってきています。
「VPN=セキュリティ」だけじゃない!見落とされがちな本当のメリット
VPNというと、「セキュリティ対策」のためだけのものだと思われがちです。
確かに、情報漏洩や通信の暗号化といった面は大きなメリット。
でも実際に使ってみてわかったのは、VPNがあることで日常生活そのものがラクになるということでした。
IP制限を超えて「日本の日常」を持ち歩ける
VPNを使うことで、海外にいても日本のIPアドレスでアクセスできるようになります。
つまり、どこにいても「日本にいる状態」と同じようにネットが使えるということ。
Tverや楽天、Amazon、e-tax、NHK、マイナポータル…
日本にいた頃は当たり前に使えていたサービスが、
海外に出た瞬間に「この地域では利用できません」となると、
思った以上に日常が止まります。
SNS運用やフリーランスの仕事精度が上がる
SNSを仕事にしている人、あるいは在宅ワークでクライアントワークをしている人にとって、「どこのIPでアクセスしているか」は想像以上に重要です。
また、WordPressや業務ツールへのアクセス制限がある企業も少なくありません。
VPNを使って日本IPで作業することで、「業務の精度」「再現性」「信頼性」が格段に上がります。
「なんとなく不安」から「何があっても安心」へ
海外にいると、ネット接続ひとつにも気を使います。
「このWi-Fi安全かな?」「このページ、ログインして大丈夫?」
そんななんとなくの不安が、日常的につきまとうことも多いです。
でも、VPNを通しておくだけで、
常に通信は暗号化され、自分のアクセス情報は保護されているという安心感があります。
不安ベースの行動から、安心ベースの暮らしへ。
VPNは、その土台になります。
子どものネット利用や動画視聴にも安心
親としては、子どもがタブレットやスマホを使う時間がどうしても心配になります。
その不安の多くは「知らないうちに、どこか危険なサイトにアクセスしてしまうのでは?」ということ。
VPNを使っておけば、通信が保護され、
危険なサイトや監視的な動きからも防御しやすくなるため、
子どもに安心してデバイスを使わせるための「見えない盾」になります。
また、VPNを通して日本のIPにしておけば、
YouTubeキッズやNHK for Schoolなど、
日本の教育向けコンテンツも海外で視聴可能に。
学びと娯楽、どちらにも安心してアクセスできる環境を整えることができます。
VPNがなくて「地味に詰んだ」リアルな6つの場面
ここでは、私が実際に「やば…VPN入れてなかった…」と青ざめた6つの瞬間をご紹介します。
① 日本の動画配信が見られない
クライアントがテレビ出演を果たした。「ネットで拝見します!」と言ったのものの、
海外からでは「この地域では再生できません」と表示されてしまい、
会話が詰みました。
リモートで、Webの世界で生きていくのであれば、やはり、今のトレンド、
どう表現されているのか、常に触れられるようにしておく必要があると実感しました。
② NetflixもPrime Videoも対象外。課金してるのに使えない衝撃
毎月しっかりサブスク代を払っているのに、海外からアクセスすると
「このタイトルはお住まいの地域ではご利用いただけません」。
「日本にいない」というだけで制限される理不尽さ。
Netflixは、海外のもありますが、配信内容が違うんですよね。
ですが、
VPNを通せば日本のIPとして認識され、普通に見ることができます。
③ 日本の銀行にログインできない。残高すら見られない
日本のネットバンキングを使おうとしたら、
「セキュリティの都合により、この地域からのアクセスは制限されています」の表示。
海外にいたら、自分の日本口座はまさに、酸素供給そのもの。
VPNで日本IPに切り替えた途端、普通にログインできます。
最初から入れておけばよかったと、本気で後悔しました。
④ Instagramの新規アカウントが「海外仕様」に。リーチもバグる
SNS運用の仕事で新しいアカウントを作ったら、
「おすすめ」も「リーチ」も、なぜか外国人ばかり。
おかしいな…と思って調べたら、
Instagramは「アカウント作成時のIP」を参照して最適化しているという話が。
つまり、海外IPで作ると、その地域のアルゴリズムに巻き込まれるということ。
国内向けに発信したいのに、届くのはまったく別の層。
これは、仕事にも大きく影響します。
⑤ クライアントのWordPress等にアクセスできない。仕事が止まった
WordPressにログインしようとしたら、管理画面が真っ白。
まさかの「海外IP制限設定」がかかっていたとは…。
VPNを使って日本IPからアクセスしていれば、普通に対応できていたのに──。
あの日の焦りは、今でも忘れられません。
⑥ 公共Wi-Fiの危険性|これ、子どもが使ってたら…?
カフェやホテルのWi-Fiを使うとき、
「暗号化されていない通信」って、どういう意味か知ってますか?
自分のスマホから送信したメール、ログイン情報、クレジットカード番号などが丸見えになる可能性があるんです。
もし、これを子供がタブレットでやってたら──
そう思っただけでゾッとしました。
現に、ある場所でフリーWiFiを使った時から、
クレジットカードの不正利用があったりと、
その後の手続きがとても面倒でした。
VPNがあれば、公共Wi-Fiでも通信が自動で暗号化されるから、
子どもにネットを使わせる時も、安心感がまったく違います。