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【2025年最新版】母子2人のマレーシア移住生活費|「安い」だけじゃない、どんな毎日かリアルに話します

こんにちは、きあらです。
娘と一緒にマレーシアに移住して、気づけば3年が経ちました。

「マレーシアって物価が安いんでしょ?」
「生活費、日本の半分くらいで暮らせるって聞いたけど、本当?」
移住を考えている方から、よくそんな声を聞きます。

確かに、日本と比べれば生活費が抑えられる面もあります。
でも実際に暮らしてみると、「生活費=安い or 高い」では語れないリアルがあるんです。

この記事では、母子2人でマレーシアに移住した私が、
1ヶ月にかかっているリアルな生活費の内訳とともに、
その金額で「どんな毎日を送っているのか」、
そして「その暮らしは本当に満足できるものか」まで、正直にお伝えしていきます。

「お金」だけでなく「時間」や「気持ち」も大切にしたい人に、
なにかヒントになればうれしいです。

マレーシア移住生活費の実例|母子2人で実際いくらかかっているか?

我が家(母子2人)が、マレーシアで1ヶ月に実際かかっている生活費の総額はこちらです

我が家の条件
10歳娘1人
猫4匹(日本から1匹連れて来まして、現地で保護して・・・)
家はKLCC付近

※2025年5月時点の実データです(レート:1RM=大体34円換算)

項目 金額(RM) 金額(円)
家賃 RM2,000 67,386 円
食費 RM1,250 40,000 円
水道代 RM12 404 円
電気代 RM250 8,423円
ネット代 RM148 4,987 円
スマホ代(1人分) RM123 4,144円
交通費 RM306 10,310 円
日用品 RM450 15,000 円
医療代 RM178 6,000円
美容代 RM400 13,477円
ペット RM160 5,391円

大体の合計は、月20万円ちょっと
これが、まったく節約を意識せずに、日常をそのまま過ごした場合の生活費です。

どうでしょう?
「マレーシア=激安」なイメージがあるかもしれませんが、
こうして見ると日本とそれほど変わらない
と感じる方もいるかもしれません。

もちろん、節約しようと思えばできることはたくさんあります。
でもこれは「我慢ゼロ・気を抜いて普通に暮らしたらこのくらい」というリアルな数字。

家賃について|母子2人+猫との暮らしの場合

マレーシアの賃貸物件は、

家具付き(フルファーニッシュド)
部分的に家具付き(セミファーニッシュド)
家具なし(アンファーニッシュド)

の3パターンがあり、家具が多くついているほど家賃も高めになる傾向があります。

我が家の場合は、2LDKの家具なし物件で月RM2000(約7万円)。

夫婦+お子さんがいるご家庭なら、
RM3,000〜5,000(約10〜17万円)くらいを目安
にしておくと良いと思います。
広さ・築年数・立地・施設の充実度によって変動するので、
家賃設定は「何を優先するか」で大きく変わります。

我が家は、母子2人+猫4匹という家族構成。
そのため、爪とぎや毛対策も考えて、あえて家具なしのユニットを選びました。

我が家の例

・猫がいるため、家具なしの部屋
・娘と徒歩で一緒に通学をしたかったので、学校が近くにあること
病院が近くにあること(シングルマザー何かと心配)
買い出しが徒歩で行けること

光熱費・通信費のリアル 電気代

電気代は、エアコンの使用状況によって大きく変わります。
マレーシアは一年中暑い国ですが、
日によってはファン(扇風機)だけで快適に過ごせることもあります。

ただし、我が家の場合は少し事情が違います。

  • 都心に住んでいて空気が悪い

  • 猫がいるため脱走防止で窓を常に閉め切り

という理由から、エアコンはほぼ毎日使用しており、
月の電気代はRM250(約8,500円)ほどになっています。

水道代

マレーシアの水道代はかなり安く
我が家では月RM12(約400円)程度。
お風呂というよりはシャワー文化なので、水の使用量も比較的少なめです。

インターネット(Wi-Fi)

ネットは光回線のような高速タイプを使用していて、
毎月RM148弱(約5,000円)。
仕事で安定性が必要なので、回線品質にはこだわっています。

携帯代

携帯(モバイル通信)は、私ひとりで月RM120(約4,000円)程度。
通話・データ込みで、日本よりはるかに安く快適に使えています。

食費と外食費のバランス|自炊すれば本当に安いの?

マレーシアは「物価が安い」と言われがちですが、
食費に関しては「何を食べるか」によって大きく変わります。

ローカルのご飯(いわゆる「経済飯」)は、
1食RM10〜15(約350〜500円)ほどでボリューム満点。

ただし、味付けや油の多さ、清潔感などに慣れず、
食事に苦戦しているご家庭も少なくありません。

また、日本食を自炊しようとすると意外とコストがかかります。

  • 豚肉は宗教的な理由で普通のスーパーには置いておらず、
    専門店にわざわざ買いに行く必要があります

  • 牛肉もアンガスビーフやオーストラリア産が多く、
    すき焼き用の薄切り肉はなかなか手に入りません
     → これも特定の輸入食材店に行かないと買えないのが現実です

我が家では、
「買いに行くのが面倒・高くつく」という理由から、
鶏肉+野菜中心の食事で十分

幸いなことに、娘は好き嫌いがなく、
ローカル料理もよく食べてくれるので助かっています。

外食も、「一皿てんこ盛りの経済飯」で十分満足してくれていて、
我が家の食費は、外食をうまく活用することでコストも手間も抑えられています。

インターナショナルスクールの学費+見落としがちな「隠れコスト」

マレーシアのインターナショナルスクールの学費は本当にピンキリです。

月額にして、

  • 安いところで月々約RM1,500〜2,000(約5〜6万円)

  • 高いところでは月々RM7,000(約25万円)近くかかる学校も

学校によってカリキュラム・施設・国籍比率もまったく異なるため、
信頼できるエージェントが出している学校別の金額リストを参考にするのがベストです。

また最近では、学校によっては、

  • 母子留学の生徒を受け入れていない

  • シングル家庭を認めていない
    というケースも一部見られるようになっています。

「この学校いいかも」と思ったら、
事前にエージェントに「入学要件」を確認するのが安心です。

学費以外にかかる「見落としがちな費」

学費そのもの以外にも、以下のような費用がかかります:

費用項目 内容
入学金 初年度に数万円〜十数万円相当(学校による)
教材費 RM 450 毎年2万弱の教科書代です。お下がりや、ネットで安く購入の手もあります
制服代 日本のように夏服・冬服の切り替えがないため、比較的コスパ良し
遠足・課外活動費 年間RM1,000(約3.5万円)程度かかることも
年々上がる学費 学年が上がるごとに段階的に上昇するのが一般的
(全インター校に共通傾向)

まとめ|生活費は「安さ」よりも、「納得感」で選ぶ時代へ

「マレーシアって生活費が安いんでしょ?」
よく聞かれるこの質問に対して、
今回の記事で紹介した通り、我が家の1ヶ月の生活費は20万円ちょっと

これに、学費が加わるイメージです。

こうして金額だけを見ると、
「日本とあまり変わらない」と感じる方もいるかもしれません。
でも実際は、「節約を意識せず、日常をそのまま過ごした場合」の金額です。

我慢も無理もしていない、自然体の生活でこれくらい。

特別な贅沢をしているわけではないけれど、
・都心に住み、娘と一緒に徒歩通学できる立地に住む
・安心して通える病院やスーパーが近くにあり、
・光熱費や通信費、食費も必要十分な範囲で心地よく回っている──

そんな暮らしが、月20万円ほどで実現できていることは、
私にとっては大きな安心感です。

生活費を「安く済ませること」だけを目的にすると、
本当に大事なものを見失ってしまうこともあります。

でひも、母子が、自分に合った生活スタイルを工夫すれば、
ストレスの少ない毎日が送れることを、今回あらためて感じました。

どうですか?

このブログが、これからマレーシア移住を考える方にとって、
リアルで現実的な生活設計の参考になればうれしいです。

一緒に楽しみましょう!